指揮者 西本智実さん
2009/09/23
長い間の約束だった金沢、そして我家の訪問。右は彼女のプロダクション社長 戎 洋子さん。茶室「芳土庵」にて
演奏後の西本智実さんと石川県立音楽堂楽屋で歓談。
西本智実さんは私が知る唯一の女性指揮者だ。その彼女が指揮者としてロイヤル•フィルハーモニー管弦楽団とともに金沢にやってきた。
昨年、SONY会長と共に会食して以来の再会でもあったが、23日は全国ツアーの移動日なので、
長い間の約束で我家の工房や大樋美術館を見学頂いた。
彼女の生き方はとてもクールだ。日本人と白人とのハーフのような容姿からは想像できないのだが、
強い信念を持ち合わせた女性だ。ロシアでの留学、そして卒業後には東欧を拠点として主席指揮者などを務めたキャリアの持ち主なのだ。
英語は話せない、完璧なロシア語、そしてNATIVEな関西弁なのだ。(英語と標準日本語のイメージ?)
このギャップが面白い。
彼女は「人間は一度死ぬ事により、新しい自己に変容する」このように語っているのだが、
言い換えれば生死をさまよう極限で得る新しい発見が芸術であることを言いたいのではないだろうか。
彼女はすばらしい経験をそのままに音楽に表現しているのではないだろうか。
マーラ5番でタクトを振る姿は、その時代に生きた人々を代弁するかのように、大きなオーラをともなった美しい指揮だった。
彼女のこれからの音楽表現が実に楽しみだ。
Conductor Nishimoto Tomomi
visit to Kanazawa and my studio that was promise of long time. The right is her Production president Ebisu Yoko.
It is talks with Nishimoto Tomomi after it performs in Ishikawa Prefectural Music Hall.