金沢香林坊大和、美術画廊での会場風景
会長 大樋長左衛門も訪れての研究会
現代工芸美術家協会の金沢在住者で作る「円」会(会長 十代大樋長左衛門)は15年の節目を迎えた。
現在29人の会員が約120点を出品した。
毎年3月に開催される日本現代工芸展、5月にはその巡回展としての石川展、そして11月には最高レベルの日展がある。
そのことで作家は自らを主観的に、そして客観的にとらえながら制作していけるのだ。
「円」会は現代工芸展や日展で全員が入選する保証もなければ、毎年誰かが受賞するわけでもない。
ある時は師匠が落選することもある。公募展とはそのような厳しさが待ち受けている。
「円」会は最新の試作作品を自らに問いかけて、秋の日展に望む機会ともなるのだ。
参考2009/05/29北国新聞朝刊 (19)地方社会