February 25th, 2009

韓国工芸の旅

column

Leeum, Samsung Museum of Artを訪れた。
我々を迎えたくれたのはJoon Lee 副館長(左2人目)。
右から金沢市役所からの新出光昭氏、新木伊知子氏
ソウル大学美術大学を訪問、迎えてくれたInsu Choi(崔仁壽)学長(右から2人目)、
Seo Dosik (徐道植)副学長(後列中央)
韓国国立工芸文化振興院、Sung Moon Mo院長と面会(中央)

 

2日間ソウルに滞在。台北からソウルに飛んでのハードなスケジュールで、様々な人々に面会させて頂いた。

 

24日
ソウル到着後に弘益大学校美術大学 kwanho Woo教授と面会。
彼は韓国でも評価の高い陶芸家の一人でもあり、清州国際ビエンナーレにも深く関わっており、
我々の取り組む問題点なども指摘頂いた。

 

25日
Leeum, Samsung Museum of Artを訪れた。2年前BRIOという雑誌の取材で出向いたことがあるのだが、
我々を迎えたくれたのはJoon Lee 副館長。韓国の現代美術や工芸の事情を伺う事ができた。

 

SANGMYUNG UNIVERSITY / COLLEGE OF ARTではLee,Ihnbun(李仁範)教授と面会。
彼も清州国際ビエンナーレにも深く関わっており、
韓国国内で開かれているいくつかのビエンナーレなどが抱えている問題などを詳しく説明してくれた。
彼は日本の工芸関係者とも共同研究を行っている学者でもある。

 

ソウル大学美術大学を訪問、韓国での最高学府であり東京大学のなかに東京芸大があるイメージかもしれない。
Insu Choi(崔仁壽)学長、Seo Dosik 副学長(徐道植)が迎えてくれて
(以前にも九つの音色展や私の三越個展などでお目にかかっている)、
工芸に関わる学内の教授陣も加わり意見交換する場をもたせて頂いた。
これから陶芸や金工などといった工芸のジャンルを今までのように分けて考えていけばいいのか?
双方に熟慮していく必要性があるようだ。

 

最後に訪れた韓国国立工芸文化振興院はSung Moon Mo院長と面会。
韓国内での工芸を育成、助成している組織なのだが、細かく運営方法を教えて頂いた。

 

今回の旅は数えられないくらいの人々と出会うことができた。そして大切な知識を得る事ができた。
2009年(仮イベント)、2010年(本イベント)と金沢で行われる「金沢世界トリエンナーレ」
世界に類をみない新しい工芸のありかたを金沢から世界へ発信したいと思う。
今回、同行させて頂いた中川 衛先生、原智先生、そして金沢市役所から出向して頂いた新出光昭氏、
新木伊知子氏、ハードなスケジュールにも関わらず真摯に行動し助けて頂いた。
我々5人が経験したことを反映させたイベントを開催することで明日の金沢工芸発信になるのかもしれない。ありがとうございました。

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