2008.12.20北國新聞(1)日刊掲載写真
高円宮妃久子殿下の「鳥の写真」展が金沢・北國新聞社赤羽ホールで開かれた。
その前には記念RECEPTIONがあり、北國新聞社のはからいで有難くも中央最前列に案内されたのだが、
周囲はVIPばかりで戸惑ってしまった。
本年4月、日本橋髙島屋での個展にお成り頂いているので、
「機会があれば必ずお礼を述べさせて頂かねば!」と願いながら座った。
そして、参加者全員が緊張のなかで妃殿下のご到着を待つ。
13:30。 SPに囲まれ妃殿下がRECEPTION会場にお成りになられた。
私の前を通過される際にご挨拶を賜った。とても光栄なことだ。
北國新聞社社長 飛田秀一氏の挨拶があって妃殿下の功績を語られた。
そして妃殿下のご挨拶があった。憲仁殿下は世界中を妃殿下と旅をされながら多くの撮影をされた。
その記録を残す事が妃殿下の役目だったそうだ。時間が経ち残された殿下のカメラで妃殿下が写真を撮り始められた。
それが今回の「鳥の写真」展となったそうだ。直接、殿下から写真のことは以前にお話を伺ったことがあり、
妃殿下のお心がよく理解することができた。
そして開場となったのだが
日本や海外で撮影されたすばらしい「鳥の写真」だった。
自然と鳥が共生する魅力的な作品なのだが、どこかに環境保護を憂いでおられかのような想いが伝わってくる。
妃殿下のお心がはっきりと作品に現れていた。
憲仁殿下が崩御される数週間前、殿下は金沢に滞在されていた。数人が招かれ私もその一人だったのだが、
朝方まで楽しい時間を過ごさせて頂いた。それから間もなく悲報があり、私は宮家へ急行した。
お休みになられた殿下の寝室まで通して頂きお別れさせて頂いたのだが、本当に残念で不幸な出来事だった。
妃殿下のこの写真展、殿下の想いでもあると思う。心にしみる展覧会だった。