開幕した日展。11/2に行われた「日展工芸」と題した国立近代美術館工芸課長金子賢治氏の講演をはじめとして様々の企画がある。
11/10 10:30からは「らくらく鑑賞会」が開かれた。募集された約20名の方々を日本画、洋画、昼食、書道、工芸美術、
彫刻と順番に各科の先生(私以外は評議員や会員先生)が担当して解説するという試みである。
私は工芸美術を担当させて頂いたのだが、参加者の質問は実に的確なものであり、
作家だけではなく視覚される人々の心理を垣間みることができた。
また、参加者とともに他の科の先生の解説を聞けたことで工芸とは違った分野の領域や思想を学べたことも大きな収穫となった。