裏千家青年部の北陸信越地区(長野、新潟、富山、石川、福井)は、およそ1000人の会員で構成されている。
私はブロック長として活動させて頂いている。毎年、その地区のどこかで大会が開かれており、
昨年は40回の記念大会ということで、裏千家鵬雲斎大宗匠をお迎えして、金沢で開かれた。
今回は福井市で開催されたこの大会、大盛況だった。
28日、約200人の参加者が永平寺参観などいくつかのグループに別れて学習した。
そして青年部OB席(なつかしい福井の先輩諸兄),現役青年部席の茶席でもてなして頂いた。
その後、開会式、懇親会が福井県知事、福井副市長、議員先生方、マスコミ関係各位の御出席のもとに盛大に開かれた。
そして29日、青木豊昭氏の「朝倉氏の歴史と文化」講演、裏千家事務局長 木戸崇夫氏の裏千家総本部報告などがあって閉会した。
参加者それぞれは、出会いのなかでとても有意義な時間であったと思う。
これも裏千家福井支部長の品川一郎氏をはじめとした支部のバックアップと地元青年部のご尽力の御蔭であったと思う。
28日、私は福井市内を散策したのだが、すばらしい歌に出会うことができた。
それは幕末に福井出身の橘曙(たちばなあけみ)という文人の一句。
天皇、皇后両陛下が1994年、米国へ訪れた際に当時のクリントン米国大統領が歓迎スピーチのなかで橘曙がのこした歌を披露した。
「たのしみは朝おきいでて昨日まで無りし花の咲けるみる時」
朝起きて目にした花で生きていることの喜びを感じれること。
そのような意味だと思うのだが、ふと生前の妹が亡くなる直前に言ったことを思い出して、実は涙がでてしまった。
「お兄ちゃん!明日という意味って 天に月が、そして日があることをまた感じれる次の日がやってくることが明日なんだよね!」
合掌