7年前、木村ふみさんのコーディネートで知事と共にヨーロッパ視察をした人々によって「EUふみの会」ができている。
参加した大多数が伝統工芸に従事した方々であったからか、毎年皆が集まり各自が強い絆で結ばれている。
今回、すばらしい話を聞いた。もうすぐ開かれる洞爺湖サミットにおいて輪島塗の杯が使用されることになったのだが、
それにいたるプロセスがすばらしい。輪島漆器商工業共同組合理事長 西垣氏に伺ったのだが、
「数えきれない競争のなかで勝ち残った理由は、日本の国花は山桜、それを基にして中心には日の丸、回りは緑でエコロジー、
そして各首脳の名前を入れる。輪島の皆の知恵です」すばらしい発想だと思う。
通常、産地は外部のデザイナーに委託することが多い。しかし地場で知恵を絞り出し、
新しい意味あるアイテムを作りだすことは最も重要なのだ。
輪島塗の関係者に拍手喝采!!!