La Grande Lumiere(ラ・グランデュ・ルミーエール)という新しいバンケットルームがホテル日航金沢に出来上がった。
光や音響の最高の設備を供えた空間であるから、結婚式や新しいかたちのPARTYなど広範囲に使用ができる。
ホテル日航金沢より私がオーダーされたことは、その空間を用いたなかで新しい文化をプロデュースするということであった。
そのひとつは先般の現代アートから考察するデザイン茶会である。これは年2回これから開かれる。
私がもうひとつ提案したのは晩餐会。大人になってからも文化的素養を高めることができる宴を催すことであった。
私の知人を毎回ゲストとしてお招きして、その人を知る。ホテルは私のcodeやゲストや季節を鑑みて食、テーブル、
ワインをお客様へ究極におもてなしをする。そして毎回、お客様にはドレスコードをその都度お伝えする。ブラックタイ、
着物などそれぞれに楽しんでいけたらと考えている。
SOMETHING GREATと書かれた軸と清水公照(東大寺元管長)氏が我家で制作した「土仏」を飾った待合
木村ふみさんと大樋年雄のトークショー
木村ふみ氏コーディネートのテーブルと5種類のワインとフランス料理を和食風に食する晩餐会
第1回金沢晩餐会。ゲストは木村ふみさん。古くからの友人であり、
日本の美をいかした食環境を世界へ発信している、
沖縄サミットでの晩餐会は彼女のデザインプロデュースであった。
またハイアット系の数々のホテルの内装やサービスをプロデュースしている。
今回、彼女にお願いしたのはテーブルのトータルコーディネートである。
美しい花に飾られ、ロウソクで照らされた食卓はまるで別世界だった。
SOMETHING GREATと書かれた軸と清水公照(東大寺元管長)氏が我家で制作した
「土仏」を飾った待合いでは食前に日航パティシエによる洋菓子と抹茶をサービスした。
会場に入るとバイオリンの生演奏とイルージョンの食卓がお客様を出迎えた。
そしてホテル側からの挨拶、木村ふみさんと私のトークショー。
5種類のワインとフランス料理を和食風に食する晩餐会であった。
その中の数種類は私の制作した食器も用いられた。
詳細は参加者がきっと大いに社会で語って下さることと思う。
この晩餐会も年二度の開催を企画していくことになっている。招待客の期待度と、
それに答えたホテル側の温かい心配りが融合した時間だったと思う。