出雲の國道川神社社中のパーフォーマンス
ステージがとても神懸かりで次々に繰り広げられるパフォーマンスは芸術性の高いものであった
右から浅野太鼓17代当主 浅野義幸氏、中央が弟で専務の浅野昭利氏、そしてそのご子息達
和太鼓を造り続けて400年、長い歳月だ。炎太鼓は今や有名な女性太鼓打ちの草分け的存在だ。
印象的なことがひとつある。20年ぐらい前になるが、飛騨高山に美術館ができた時、世界一大きな太鼓を浅野太鼓が制作した。
アフリカの1200年の樹齢の木を輸入してそれをくり抜き作るので、世界一と日本一、
そしてかなり大きな合計3点の太鼓がひとつの木から出来上がり、それを炎太鼓のメンバーが山々に向って打った。
音は地を張り大空に向い響きわたり、私は大きな感動を覚えた。
浅野太鼓は和太鼓を制作するだけではなく、数々の文化事業を行っている。
たとえば外務省などが中心となって行う外国で行われる日本週間で、浅野太鼓チームが演奏を行っている。
また地元白山市では毎年様々な人々を招き、コンサート的イベントを主催している。
また財団法人浅野太鼓文化研究所を開設しており、出版、太鼓教室、講師派遣、歴史調査などを行ってきており、
私も財団の理事を務めさせて頂いている。
記念祝賀会は盛会で数々の来賓が招かれていたが、ステージがとても神懸かりで次々に繰り広げられる
パフォーマンスは芸術性の高いもので見入ってしまった。
神の存在を感じて400年の仕事の継続は、不可思議なことの連続だったに違いない。
浅野太鼓17代当主 浅野義幸氏、弟で専務の浅野昭利氏、そしてそのご子息達の今後の発展を祈りたい。