March 11th, 2009

大分 ブンゴヤ薬局創立50周年記念祝賀会

column

6年前に竣工した「大分ブンゴヤ薬局」正面に陶壁「天地相生」
50周年の想い出を語る会長 荘司順子氏
主賓挨拶させて頂いたのだが、感謝を上手く言えたかどうか?
同席させて頂いた 大分市長 釘谷磐氏と大分銀行頭取 小倉義人氏
祝賀会で招待客を見送る荘司家の皆様右から3人目が社長 荘司一茂氏

 

ブンゴヤ薬局オーナーは私が陶芸家としてデビューしてから、今日までずっと私を支えてくれている。
そしてその会社の創立50周年の祝賀会が大分全日空ホテルオアシスタワーで盛大に開かれた。
大分市長、大分銀行頭取の後に挨拶もさせて頂き私は主賓として招いて頂いた。

 

荘司豊美氏 (前会長)は残念なことに数年前に他界されてしまったが、今は夫人である荘司順子氏が会長を務められている。
全国でも有数の漢方を扱う会社でもあるのだが、高齢者のデイケアや医療器具などをも扱う施設をも運営されており、
社会が最も求めている仕事をされている。

 

6年前になるのだが、大分市内の繁華街中心に位置するブンゴヤ薬局は新社屋を建築した。
私はギャラリー空間の薬局をプロデュースさせて頂き、正面には大きな陶壁を制作させて頂いた。
夜になると目の前にある公園からライトアップされた陶壁が浮かび上がり、その地域の名所ともなった。
このプロジェクトは荘司豊美氏、荘司順子氏のお二人の夢であることをかなり前から聞いていたので、
ほぼ10年を要した夢が実現したことにもなる。竣工した晩、荘司ご夫妻、
そしてご家族と共々私も涙したことは今も忘れることはない。

 

一代で築き上げた会社が50年を経たことは驚きだ。「のれん」とは何なのか私も学んだ気がする。
「思い描いたことを実行する」「人のためになることを考える」今、真面目さが荒んだ社会で潜んでしまった社会で、
このような生き方をしている方が存在していることに救いがあるような気持ちになったのは、出席者皆が感じたに違いない。

 

PARTY会場前では茶席が設けられていた。
その趣旨は荘司豊美氏を呼び寄せて共に祝いたいという荘司家の気持ちの現れでもあったのではないだろうか?
たくさんの私の作品をお使い頂きとても光栄でもあった。

 

社長 荘司一茂氏は50歳、ブンゴヤ薬局も50歳。一族の団結力もすばらしいものがある。
これからも社会貢献するブンゴヤ薬局は躍進していくだろう。

 

そして天国から舞い降りてきた荘司豊美氏も喜んだに違いない。

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