台湾テレビ局が保存する1953年のDAILY NEWSを修復作業する大学院生
会議を終えて台南藝術大学学長招待の夕食会、私の左には李肇修学長、
私の右に中川衛氏(金沢市工芸協会理事長/重要無形文化財保持者)
原智(金沢市工芸協会会員/金沢美大教授)ほかに金沢市役所からの新出、
新木、両氏、を囲んでの台南藝術大学教授陣
今日から2/26まで台湾、韓国などの芸術大学、美術館、工芸研究機関、現代工芸作家などを表敬訪問する。
今日朝、中部国際空港から台湾高雄国際空港に到着し台南藝術大学を訪れた。
空港での出迎えは米国時代からの友人 帳清淵教授、
私が米国留学時代に学んだRichard Hirsch教授に彼も学んだいわば後輩でもある。
台南藝術大学陶芸科教授であり交際交流センター長も務めている。
大学に到着すると盟友 李肇修学長が我々を出迎え、キャンパス内の迎賓館に招き入れてくれた。
そして、大学が最も力を注いでいるひとつは古い記録FILMを修復しながらアーカイブ化してく学問だ。
旧日本統括時代のダム造成の記録FILMなどを鑑賞した。
金沢市はユネスコに創造都市として名乗りを上げ、工芸都市としてのジャンルを選択している。
金沢市は創造都市という概念を通じて数々の会議を行ってきた。
また、私(金沢市工芸協会)が提案した金沢世界工芸都市宣言に基づく世界工芸都市会議や
金沢世界工芸コンペティションも開催されてきた。
経済と工芸、これらを連動させることで、ふさわしい創造都市となるような展覧会やフォーラムを模索することとなった。
金沢市工芸協会が主体となって台湾、韓国、中国、日本国内の優秀な工芸家や研究者を金沢に招き新しい工芸を築くことを目的として、
フォーラムや招待展などを金沢21世紀美術館を中心として開催するのだが、どのように有意義なものとなるか我々には問われている。
すでに実行委員会が組織され、2009年度はプレイベント、2010年は正式開催する決定はされており、
以後はトリエンナーレ方式で様々な工芸のイベントを開催していく予定だ。
台湾台南藝術大学で私は客員教授を務めさせて頂いている。この大学は創立してまだ13年の歴史だが、台湾では最高の権威を誇る美術、
音楽を兼ねそろえた芸術総合大学だ。教授陣のほとんどは博士号を米国やヨーロッパで取得した優秀な布陣であり、
留学生もかなりいて台湾でありながら英語やフランス語などがキャンパス内で飛び交っている。
東京藝術大学と姉妹締結もしているほどなのだ。
学長はじめ関係する教授陣の協力を求めることが必要不可欠でもある。
明日は選抜した工芸作家などと意見交換することになっている。