December 13th, 2008

高松天満屋個展

column

2008高松天満屋個展会場

 

12月10日から高松天満屋で個展がはじまった。福山、高松、そして明年になるが岡山、広島と巡回することになっている。
高松には今日、明日、明後日と会場に滞在する。

 

東京から高松の移動はかなり遠い。今年は偶然にも高松に訪れる機会が多かったが、いずれも羽田からの空路だった。
今回は700系のぞみ最新の新幹線で岡山まで行き、そこで特急マリンランナーで高松に入ることにした。
途中、富士や瀬戸内を眺め、さながらのテレビ番組「車窓から」を自らイメージしてのことだ。
しかしながら昨晩は友人達と盛り上がってしまい、早朝(6時)の新幹線では新聞を5分ぐらい読んで寝込んでしまった。
気がつけば「間もなく岡山」というアナウンス。マリンライナーも同じで景色どころではなかった。
5時間にわたった電車移動は、日頃の寝不足が解消された瞬間移動のようであったが、しかし元気に会場に入れたのも事実だ。

 

高松という地は芸術観を昇華させる町なのだろうか?
私が憧れるイサム ノグチという日系米国人の日本でのスタジオが高松にある(今は記念館)。
7、8年前に米国の恩師であるRICHARD HIRSCH教授とともに訪れたのだが、
イサム ノグチの弟子であった和泉正敏氏に丁寧にご案内頂いた。
まるでイサム ノグチが今でもそこで制作をしているかのような印象をもった。
そして翌日NEW YORKにあるISAMU NOGUCHI MUSEUMに訪れたのだが、彼の生き様を比較して考えることができた。
日米などといった国の概念ではなく、彼の「DNA」的血がそこにあるような気がした。

 

また、同じような環境に生まれたジョージ ナカシマ。彼は家具を中心にした天才的木工職人であったが、
やはり高松でアトリオをかまえている。
瀬戸内の気候や風土がそうさせたのか、高松は魅力的な地であったのだろう。
滞在中の合間に恩師と出向いたイサム ノグチの足跡に再び出会いたい。
そしてこのような町、高松での個展を成功させたいと思っている。

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