2008/11/19初雪の私の工房
金沢に初雪が舞った。昨日、制作中にラジオで聞いた「明日はぐっと冷え込み、雪になるでしょう!」耳を疑ったのだが、
本当にその様相となった。仕事場の木々は一気に紅葉したが、強風、雷、雪、まさに真冬の金沢だった。金沢に生まれて50年、
こんな早い時期に金沢に雪が降った記憶は私にはない。天候だけでなく、考えられない事件や景気の底冷えこみなど、
世の中どうしてしまったのだろうか?こんなことを思ったからか、後に世相を考えさせられることが起こってしまうのだが、、、
午後には金沢市役所で金沢市助役などの関係者が集まり「金沢世界工芸トリエンナーレ」の開催委員会が開かれた。
マスコミ関係各社の取材もあったが、これは平成22年度にゲストキュレターを招き、
現代美術とリンクさせた世界最高水準の工芸のイベントを実行する会議でもあった。
これまで国内工芸コンペ、世界工芸コンペ、世界工芸フォーラム、この間に「金沢世界工芸都市宣言」を提唱した。
金沢市工芸協会が主体となり私はこれにずっと携わってきた。
これを発展させ来年、翌年と準備期間として、最高のイベントになるよう模索していかなければならない。
金沢21世紀美術館秋元館長、金沢市工芸協会理事長 中川衛先生、副理事長の私とで大枠を考えながら進めていくことも決定された。
このことに私は努力を惜しまない。きっと金沢に最先端の工芸と、究極の伝統工芸が同居することになるだろう。
夜は東京に移動、多くの友人とともにボジョレーヌーボーのカウントダウンEVENTに参加したのだが、朝方まで盛り上がってしまった。
追記後に世相を考えさせられることが起こってしまうのだが、、、
山手線でのこと
私は大きなキャリアバッグを持ちながら品川駅から山手線に乗った。ハンディキャップシートは空いていたのだが、私は座らなかった。
その直後、一人の方は座るべき人であり、残り2席を学生が座った。
一人はDSでゲームを一人は本を取り出した。10分後ぐらいだろうか目の前には、杖のお年寄りがやってきた。
私はわざと聞こえるように「お座りになられませんか?」彼らは立とうともしない。
完全無視状態!!!その方は「いいです。次の駅で降りますから」私は思い切り睨みつけてしまった。
やがて次の駅に到着。その方も私も降りる。
その時、後ろから私の肩に強くぶつかり通り過ぎたその学生、私は彼の後襟を握ってしまった。
睨み合い、、、険悪、、、知らない人は私と学生の喧嘩、、、?
結局、耐え忍び何も起こらなかったが、何故そうなったか納得がいかない。恥をかかせたとでも思ったのだろうか?
私の学生時代は、いわゆる「ツッパリ」と称された不良に思えた若者でも席は譲っていたと思う。
たった1回のことで大げさかもしないが、やはり今の日本はどうかしないと大変なことになってしまう。
あり得ないとは思うが、仮に私が言い続ければ刺されたかもしれない。
正義が正義でなくなる、そんな社会になっているのではないだろうか?
でも、私ごとき、何もできない。
自分自身、出来る限り心して道徳、倫理を実践していこうと思う。