September 5th, 2008

第11回日米陶芸展審査 於ニューヨーク

9月1日よりニューヨークに滞在している。
ニューヨーク時間で9月5日11時、5番街側の57丁目にある日本クラブギ
ャラリーにおいて、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、デザイ
ンミュージアムなどの主任学芸員などを務める方々と共に審査員をさせて頂い
た。審査方法は日本とは全く違うやり方であり、なぜ賞に選ぶか各自が徹底的
に論議していく。今注目の米国大統領選のデヴェードの考え方はこのような場
面でも同じなのかもしれない。とても新鮮な気持ちで私は今回で3度目の審査
をさせて頂いた。日米会わせて200作品ぐらいの中から10作品を賞の対象と
したのだが、とてもユニークなのはGRABD PRIZEには、日本へのANA往復
航空券も渡されることになっている。

 

この展覧会のことで特記したいのは、運営されている方々の熱意についてで
ある。別に陶芸を専門にされているのではなく、人を励まし育てていきたいと
いうNPO精神に基づいて努力されていることである。もちろんニューヨーク市、
東京都の支援が基本ではあるが航空会社関係者、弁護士、美容師、実業家、日
本からの応援団など、実に多彩な人々がスポンサーを探し自らも出費しながら
の運営なのである。

 

18時30分、日本クラブでレセプションが開かれた。ニューヨーク市・東
京都の関係者、日本国総領事、受賞者、出品者、そして運営された方々などで
賑わった。授賞式では審査講評をさせて頂いたのだが、出品者の輝いた目が印
象的であった。展覧会は12日まで開かれている。

 

参考記事

 

http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/en/n/report_index.html
http://www.info-fresh.com/index.php?pages=release&type=detail&id=85&fromtop=yes
http://www.nyartbeat.com/event/2008/5C08

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