全く信じたくない悲しい事実です。44歳というあまりにも短い人生だった。
同じ昭和33年、それも6月に互いが生まれて、裏千家と大樋焼という歴史も共有していたことで、
私にずっと友人でいてくれました。しかし導かれ、励まされたのは常に私でした。昨年末に御会いしたのですが、
互いが心の中で別れを告げた時間でもありました。
ありがたくも貴くもあった彼の存在をいつも感じることで私は自らの人生の確認をとっていたのかもしれません。
どうか雲上で田中一光氏とともに「新しい茶のかたち」デザインされた茶会を開き続けて下さい。
御冥福をお祈りしたいと思います。